夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

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二人の密かな憧憬が渇望に変わり、情欲が迫る静かな部屋で、レンは緊張と興奮で思うようにならない自分自身をケイに任せるしかなかった。
ケイに性別を超えて湧き上がる欲望を自分の中で認め、それを悦ぶケイの好意と興奮を感じ取ったレンは、求めてきたケイの唇を受け入れた。
きつく抱き合い、夢中で交わす深い口付けに、ケイが性的好奇心を満たす対象ではなく、恋い焦がれる存在だったことを、レンは改めて気付いた。
ケイに帯を解かれ、はだけた胸を這うケイの濡れた唇、下腹を滑る柔らかな手の悩ましさ、そして、恋する者同士が求め愛おしむように、トランクスの中に伸ばしたケイの指先が性器に触れ、やんわりと握る手の感触に耐えられずに、レンの性器はすぐに勃起してしまった。
初めて恋人に性器を触られたことに戸惑うも、官能を刺激され、否応なしに、男の本能を剥き出しにした自分の性器が恥ずかしくて、羞恥心で顔を背けるレンの初々しい姿。
ケイはレンの欲望を手の中で感じ取り、嬉しさで身も心も震えた。

ケイはレンを辱めることがないように、レンの浴衣の裾で性器を隠すようにして、トランクスを脱がせた。
ぷるんと飛び出した陰茎。性行為の経験のない青年の、つやつやした桃色の亀頭を膨らませていた。
ケイはレンの股間に屈み込み、柔らかな陰毛を慈しむように撫で、湿り気を帯び、反り返った陰茎に指を絡め、柔らかくした唇と舌を添わせた。
「あっ、ケイ!」
驚いて顔を起こしたレンは、瞳を妖しく潤ませ、縋るような眼差しを向ける、ケイの行為を許すしかなかった。
緩く開いた唇を舌で濡らし、張った亀頭を挟み、唾液を溜めた口腔に頬張り、舌を絡めた。初めての口淫、自分自身では経験することのない刺激で、股間の奥から湧き出した快感の源泉に、腰を跳ねらせ、喘ぐ愛しいレン。
唇の隙間から垂れるケイの唾液が陰茎に滴り、陰毛までも濡れた。
口の中に漏れ出したレンの体液の雫を舌先で感じ取ったケイは、悦びで胸が締め付けられた。昂る性感にレンは、呻き下半身を悶えさせ、弱音を吐いた。
ケイの周到な唇の愛撫から逃れた、レンのはち切れそうな陰茎は、波打つ下腹の上で、狂おしいまでに脈打っていた。


強い刺激に魘される身体をどうにか起こしたレンは、ケイの脇を抱えて身体を引き寄せ、背中から抱き付いた。
浴衣の衿元からそっと手を入れ、汗ばむ胸に指を這わせ、柔らかな乳房を揉み、小さな乳首を親指と人差し指で摘んでは弄った。うっ、と声を詰らせ、指の間で硬く尖るケイの乳首。
レンは自分の拙い愛撫に反応する、ケイが嬉しかった。兵児帯の結び目を解き、弛んだ浴衣の衿元を拡げ、ケイの細い肩が露になった。
レンは唇をうなじから肩口、鎖骨に這わせ、幼女のように膨らむ乳房を抱き締めた。首をかしげて頬を寄せ、目を閉じたケイの唇を塞ぎ、ケイの震える舌を強く吸った。
ケイは甘い溜息を吐き、レンの腕の中で身体をくねらせ、割れた裾から艶めかしい白い腿が露になり、奥の下着が覗いた。



レンは柔らかな内腿を撫で上げ、力を無くしたケイの右膝が倒れ、はだけた裾から露になった真っ白い女性の下着に目を奪われた。
「ケイ、君の下着は……」
「レンさん、嫌わないで」
レンの腕に縋るケイ。
「嫌うわけない、素敵だ」
ケイは女性の下着に思春期を迎える前から惹きつけられていた。初めて内緒で、母の下着を身に着けた時の興奮と妙な安心感。しばらくして精通を経験し、抑えようのない衝動に駆られて、非合法で手にした淡いピンクの下着。宝物のような、柔らかで滑らかな下着の肌触りに酔い、自分の性別が曖昧になる悦びに夢中になっていった。
そして、ケイの悦びを共有する先輩と出会い、ケイは自分の複雑な想いをさらけ出し、それを真摯に受け止めてくれたその先輩と、恋愛の自由を知った。

女性の下半身と見間違う、ケイの下着姿。体毛のない白く滑らかな脚、アイドルのグラビアを飾る、男の劣情を催すような、派手な下着ではないが、大人しくも艶やかなその下着にレンの官能は大いに刺激された。
そして何より、下着とは不釣合いな股間の膨らみに不思議な興奮を覚えていた。レンは含羞むケイの肩を抱き、そっと寝かせた。乱れた浴衣は、申し訳程度にケイの身体に絡み付いているだけだった。小さな胸も下半身も露になり、緩んだ帯に引っかかるように、わずかに括れた腰の線を隠しているだけだった。
薄明かりに浮かぶ、ケイの妖艶な姿態をレンはじっと見詰め、目を閉じて脳裏に写し撮った。

「ケイ、見たい」
「恥ずかしいです……」
口元を押さえ、色香が溶けた顔を逸らすケイ。
膨らんだ股間に幾つもの染みが浮き、ケイの腰に張り付いた下着をレンは、慎重に脱がせた。
窮屈な下着から解かれた陰茎は、漏れ出た体液で泡立ち、濡れた薄い陰毛が絡んでいた。
レンの視線を意識してか、ケイの陰茎は見る間に膨らみ、包皮を翻転させ、真っ赤に充血させた小さな亀頭を露出させた。
レンは初めて見る興奮した同性の性器に愛おしさを覚え、思わず大きな溜息を吐き、恥ずかしいと身体を捩るケイを抱き締めた。


もう言葉は要らなかった。隠しようのないお互いの興奮した身体を見れば、二人の望むことは判っていた。
息が吐けないほどの深い口付けで舌を鳴らし、音をさせて唾液を啜り、荒い息を呑み込んだ。
脚を絡ませ、ケイは火照る股間をレンの股間に押し付け擦り合わせ、勃起した陰茎を刺激した。
滴る体液が淫靡な音を立て、二人の興奮を益々煽った。身体を入れ替えたケイは、レンの陰茎を両手で揉み拉き、舌で弄り、硬くした唇で扱いた。背中を反らせ、悶え喘ぐレンは、押し寄せる快感の渦に襲われた。

「ケイ、逝きそうだ!ケイ、ケイ!」
ケイは唇を切羽詰った陰茎から外し、レンの逃げ惑う腰を抱え込み、張り詰めた亀頭冠を指で押さえ、拡げた真っ赤な尿道口を指の腹で刺激した。
射精を誘引する体液が糸を引き、淫靡な指使いに、我慢の限界を越えたレンは、初めて他人に引き寄せられる、強烈な絶頂に声を荒げ、股間を突き上げた。
精液を飛び散らせ激しい射精を繰り返し、絶頂の波に呑み込まれた全身を狂ったように悶えさせ、弾ませた。
愛しいレンの射精を見届けたケイは、レンの胸に張り付き、今にも破裂しそうな自分の陰茎をレンの陰茎に擦り合わせ、レンへの愛を叫び、レンの股間に精液を迸らせた。

レンの胸に顔を埋め、嬉し涙を浮かべるケイをレンは抱き締め、柔らかなケイの髪を労わるように撫でた。


続く。



古いお話にも、拍手をいただき、ありがとうございます。

嬉しくて、場違いですが、ここでお礼申し上げます。


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コメント

拍手コメントへのお礼

K様 コメントありがとうございます。

身に余るお言葉で、もう少しお話を続ける

気力が湧いてまいりました。



  • 2012/10/07(日) 11:30:12 |
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