夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

レイちゃん

紺地に白のドッド柄の可憐なワンピースの上から、少し張った乳房を撫でていた手で、膝丈のスカートの裾をまくり上げ、滑らかな太腿に手を滑らせた。
レイちゃんは僕の唇から逃れ、僕の肩にしがみついた。レイちゃんの汗ばんだ肌から体温が手の平に伝わり、レイちゃんの存在がよりリアルになる。
内股を、指を立ててなぞると、薄く開いた唇から甘い声を漏らし、レイちゃんの縋り付く細い腕に力が増した。
小さなラインストーンのピアスが光る耳元で訊ね、頷くのを確かめてから、ふらつくレイちゃんの腰を抱いて立ち上がり、浴室に連れ込んだ。窓も無い狭く薄暗い、まるで独房のような浴室。腰を屈め、シャワーの栓を握る僕に、レイちゃんが震える声で言った。

「レイのこと、好き?」
僕は顔を上げて、レイちゃんの潤んだ瞳を見詰め、頷き、栓を捻った。滝のような水流が降り注ぎ、ずぶ濡れになった僕達は抱き合い、異常な興奮に唇を貪り合う。
レイちゃんの首筋に垂れる水滴を唇で吸い、レイちゃんの上げる艶めかしい喘ぎ声が、僕の興奮を煽る。
レイちゃんは濡れたシャツから透けた僕の乳首が好きだった。シャツの上から指を這わせ、尖り始めた乳首に唇を重ねる。
遣る瀬無い刺激が脊髄を抜け、股間まで伝わり、声を詰らせる僕に、レイちゃんは満足したように唇を離した。
僕は身体に張り付いたワンピースの上からレイちゃんの、小ぶりなヒップを握り、レイちゃんの股間に発情を擦り合わせ、待ちきれない欲情を訴えた。
「もう・・」と口を尖らせ、屈んだレイちゃんは、頭からシャワーに打たれながら、両脚に張り付いた僕のコットンパンツを引き下ろし、レイちゃんのお気に入りの、男性器だけを包み隠す、真っ白い小さな下着に、嬉しそうに微笑で、僕を見上げた。
ローズピンクにネイルした、レイちゃんの細く長い指が、透けた性器の輪郭を撫で上げ、僕はレイちゃんの淫靡な指の動きに呻いた。


僕の勤める美容室にカットに来た大学生のレイちゃん。先輩たちは指名のお客様とビジターの女性客を担当し、男性客は新米の僕が担当することになっていて、僕がレイちゃんを担当することになった。
レイちゃんは顔を赤らめ、恥ずかしそうに雑誌の切抜きを僕に見せ、蚊の泣くような小さな声で、ヘアーモデルのようなカットを望んだ。柔らかな髪、透きとおるような色白の素肌、二重の大きな瞳に薄い唇。望み通りに仕上げた、ふんわりとさせたシャギーカットが、店の誰もが驚くほど似あっていた。
嬉しそうに鏡を見詰める、少女のような容姿のレイちゃんに、僕は見惚れ、美容師にあるまじき想いを抱いてしまった。髪型が気に入ってくれたのだろう、しばらくして来店したレイちゃんは、僕を指名してくれたが、それを最後に、店に来ることは無かった。


季節が変わり、卒業と入学式の殺人的な慌しさが一段落した頃、運命の導きか、それとも僕の想いが引き寄せたのか、街で偶然にレイちゃんに出くわした。
伸びた髪を自分でカットしたような不揃いの髪型を僕に見られ、ばつが悪そうに頭を掻き、疲れた表情を浮かべるレイちゃん。
誘ったスタバで、バイトをやめさせられたことを知った僕は、躊躇するレイちゃんを強引に部屋に引っ張り込み、髪をカットし直した。

鏡の中で含羞む、可愛いレイちゃんに、恋心を募らせる僕の想いが伝わったのだろうか、レイちゃんは僕の休みに合わせるように、部屋に遊びに来るようになり、僕が営業用に塗る透明のマニキュアを真似、僕と同じ色にヘアダイした髪を喜び、お揃いのピアスを付けては燥ぐ、レイちゃんが愛おしかった。

そして、初めて僕の部屋に泊まり、思いもよらぬ、深夜のレイちゃんの告白に、僕も同じ色を持っていたことを白状すると、二人の距離は一瞬で縮まり、明りを落とした部屋で、大きな瞳を妖しく潤ませ、科を作る、女の子の下着姿のレイちゃんに僕は激しく欲情した。
狭いベッドの上でレイちゃんに覆い被さり、ぎこちないキスを交わし、僕は恐る恐る股間に伸ばした指を、発情し体液で濡れたレイちゃんの性器に絡ませ、愛撫し、射精を導き、僕もレイちゃんの柔らかな悩ましい愛撫で、すぐに射精した。
それから僕達は、二人でお気に入りの洋服と下着を揃え、手入れした身体を褒め合い、お互いの性癖を刺激し合った。


レイちゃんに懇願され、仕事を休み、出かけた花火大会の帰り道、突然の激しい雷雨に見舞われた。
下着までずぶ濡れになった僕とレイちゃんは、ようやく逃げ込んだ、人気の無い倉庫の軒下で、お互いの酷い姿に苦笑いしたが、レイちゃんの透けた下着に発情した僕の身体に、何時になく興奮激しいレイちゃんは、僕に抱き付き、雑草が生い茂る倉庫の裏で、大粒の雨に打たれながら、お互いの発情した性器を見せ合った。
その異常な体験と、目が眩むほどの稲光のような絶頂が、二人を虜にさせ、その淫蕩な行為に僕とレイちゃんは、文字通り濡れて、溺れていった。

跪く僕の前で、レイちゃんは腰に纏わり付くスカートを勿体付けたように、ゆっくりと捲り上げた。きつい下着で押し潰された性器を縁取る、手入れした短い陰毛が、まるでレース模様のように見える、黒いシースルーのパンティー。
可憐な少女に似つかわしくない、レイちゃんの艶やかな下着が僕を益々昂らせる。
あの雷雨の晩の刺激的な行為を再現するように、パンティーの脇から勃起した性器を摘み出し、僕の目の前でオナニーに耽り、呻き、乱れる愛しいレイちゃん。
「イキそう・・」
レイちゃんの切羽詰った声に僕は手を伸ばし、股間を突き出し、真上を向いた熱いレイちゃんの性器を扱く。
レイちゃんの派手な喘ぎ声が、シャワーの湯気で曇る浴室に木霊し、浴室の壁で身体を支えては、股間を激しく悶えさせ、射精した。
大量の精液が噴水のように僕に飛び散り、僕はレイちゃんの腰が砕け、床にぐったりするまで扱き続けた。身体を入れ替えた僕は、レイちゃんに窮屈な下着から、異常な興奮で脈打ち、破裂寸前の性器を引っ張れ出され、柔らかな指と唇の濃厚な愛撫に魘され、レイちゃんへの想いを何度も声に出し、恥ずかしいまでの射精をレイちゃんに見てもらった。

それから、生まれたままの姿になった僕達は、空のバスタブの中で、興奮が醒めない身体を絡め唇を啄み、石鹸でヌルヌルになった僕の指先は、僕の身体を跨ぎ、しがみ付く、レイちゃんの狭いお尻の穴に吸い込まれていった。




残暑お見舞い申し上げます。
立秋とは名ばかりで、暑い日が続いておりますが、
親愛なる読者の皆様は、ご健勝にてお過ごしでございましょうか。

私事で恐縮ですが、自らの不注意で身体を痛め、身体の芯を縦断する激痛(オシリの病ではありません。笑)で、食事はおろか、寝ることも儘ならず、鎮痛剤の呑みすぎで、胃が重く、ずっとブログの新作を書く気力が起きませんでした。
しかしながら、先月末、どうにかリハビリまでに、たどり着くことが出来き、少しずつ戻りはじめた、体力と気力で、痺れる指のリハビリを兼ね、本日、どうにか新作をアップすることに相成りました。

今回も、相も変らぬ、酷い変態話で、さらには、お話の最期が尻切れで、読者の皆様からのご支持はいただけないことは、重々、承知はしております。言い難いことではありますが、エロのボルテージが底まで下がってしまった今の私には、何よりの励みになる拍手、よろしくお願い申し上げます。ゴメンナサイ!




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コメント

拍手コメントへのお礼

素敵なお名前の、Mさんへ。

嬉しいコメント、ありがとうございます!
これからも、よろしくお願いします。




  • 2012/08/18(土) 17:31:59 |
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