夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

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冴えない連休の夜に


冴えない連休の夜に、何時ものように前触れも無く、遊びに来たユキと、二人並んでソファに沈み込み、慣れないお酒を舐め、酔ったふりして戯れ合った。
ユキの春色のシャツの上から、胸に触れると、頬を赤く染めたユキは一瞬、驚いた顔して僕を見詰め、僕の膝に優しく手を置き、目を閉じた。

冗談、冗談と笑って、誤魔化そうとしたのに、思ってもいなかった反応をしたユキ。
中性的な雰囲気のユキに惹かれていた。いや、好きだった。
ユキと知り合って、すぐにその自覚はあったけれど、ユキをこんなにも好きだとは、思ってもいなかった。

指先に少し力を込めると、「うっ」と声を詰らせ、びくんと身体を震わせたユキが、とても可愛くて目が眩みそうだ。
シャツにユキの乳首の輪郭が浮き上がり、抑えのようのない発情が、身体の奥から湧き上がった。
心臓が破裂しそうな緊張、それを上回る欲望。
ああ、欲しい、ユキが欲しい。

「ち、ちょっと待って」
僕の手をやんわりと掴んで、ユキは含羞みながら小さな声で言った。
「ユキ、駄目?」
「駄目って・・僕、初めてだし・・」
「僕もないさ」 


閉じた唇を啄ばむと、ユキは息苦しそうな呻き声を上げ、唇を開き、その隙間からそっと舌を差し入れると、力を無くした舌を僕にあずけた。
シャツを少し乱暴に脱がせ、僕も急いで服を脱ぐと、もう後戻りできないと、自分に言い訳するように、丸めて部屋の隅に放り投げた。
滑らかなユキの素肌が吸いつき、今まで知らなかったユキの肌合いと体温が、僕を益々夢中にさせた。
尖った乳首が僕の胸に食い込み、二人の早い鼓動が共鳴し、抱き合ったままベッドに倒れこんだ。

ユキの両脚に膝を入れ、股間に太股を押し付けると、ジーンズの奥で膨らむ、ユキの興奮が身体の芯まで伝わった。
太腿を股間に押し当てたまま、舌を絡め合い、溢れる唾液を音を立てて啜りあう。
ユキの柔らかな、わき腹から手を滑らせ、思い切ってジーンズのウエストの隙間から、手を差し込んだ。

ユキの盛り上がった下着が生温かく濡れていた。ぞくっと鳥肌が立ち、つられて僕も濡れてくるのが分かった。
僕も同じだと、ユキの手を股間に導いた。
安心したような溜息を吐いたユキ。
その瞬間から、友情を情愛に換えた僕達は、ジーンズを脱ぐのももどかしく、生まれたままの姿になると、恐る恐る、指を股間に伸ばし、熱い性器を握り合った。

「きもちいい・・」

「ああ、僕も」

初めて他人に引き寄せられた快感は強烈で、翻弄される身体をきつく抱き締め合い、滾る欲情で破裂しそうなお互いの性器を擦り合わせた。
陰毛までも濡らした性器が淫靡な音を上げ、ユキは迫る絶頂に息を荒げ、もう我慢できないと、揺する腰を押し付け、密着させた下腹に絶頂を噴き出した。
その熱く蕩ける触媒に僕の性器は激しく爆発し、すさまじい絶頂を共有した。

そして、興奮が収まらない僕達は、明かりを消した狭いバスタブで縒れた身体を絡ませ、口の中で勃起した性器の柔らかさに二人で驚き、萎えることのない愛情と、滴る悦びを確かめ合い、湯船に真っ白い花びらを散らせた。




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