夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

惜桜

何となく付き合うようになって、初めて二人揃っての休日。公園の花見の屋台で少しだけお酒を飲んで、ほんのり桜色になったヒロは、屈託ない、無邪気な子供のような笑顔を向けた。その愛らしい笑顔に頷いた僕は、ヒロをベッドに引っ張り込んだ。唇を咬み、舌を絡め合い、しな垂れてきたヒロの身体を受け止める。
火照る身体を組み敷いて、シャーベット色のニットから、はだけた胸に唇を付け、ヒロは短い悲鳴を上げ小さな乳首を堅くさせる。ショートパンツの股間に手を這わせる。ヒロの性器は触る前から熱く、僕を夢中にさせる。パンストから透ける艶やかな下着に見惚れ、思わず手が止まった。
ヒロの性器に顔を伏せ、舌を伸ばし、つるんとした亀頭に触れた。ヒロは身体をびくんとさせ、僕の髪にすがりつく。みるみる充血する陰茎に吸い付き、音を立てて啜る。僕の愛撫に応えるように、甘い喘ぎを洩らし、シーツの上で身体をくねらせ、蕩けるような表情を浮かべるヒロ。花開いたヒロの欲情、官能をくすぐる匂い、目が眩むほど、僕はヒロに惚れていることを思い知らされる。
唾液で濡らした指を、そっとヒロの肛門に伸ばした。
「あっ」
ヒロは身体を強張らせ、僕の腕にしがみついた。
「だめ、そこだめ、すぐいっちゃう」
「いって、いっぱい、いって。僕に見せて」
「ああ! もういく・・」
手の平から全身に伝わる、満開を迎えるヒロの快楽。息を荒げ、胸を大きく反らせ、絶頂の花びらを舞い散らせた。きつく瞑った瞳、上気した頬、握り合った手、息苦しいほどの愛おしさが込み上げ、もう僕はそれだけで達してしまいそうだった。




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