夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

懺悔

どうしてそうなったのか、今でも分からない。
想像したことさえなかったけれど、抑えようのない誘惑と衝動にのみ込まれたような気がした。同性と関係したのは初めてだった。その子の巧みな指使いと柔らかな唇に惑わされる身体は正直で、引き寄せられた快感を漏らした溜息でその子に白状した。羞恥心を上回る快楽の渦に巻き込まれ、迎えた絶頂は自分でも驚くほどだった。

いつから同性に欲情するようになったのか。
同性の性器に触れたことなどなかったが、今では当たり前のことのように思える。その子の性器をそっと握り、伸ばした舌ではち切れそうな陰茎をなぞり、目を瞑って熱い亀頭をしゃぶった。口の中で溢れる唾液と混ざるその子の体液を唇を鳴らして啜った。自分の身体が、信じられないくらい興奮し熱くなった。私の拙い愛撫に身悶えるその子が愛おしく、目の前で破裂したその子の激しい悦びに見惚れ、いつまでも絡めた指を離すことができなかった。


見たことも無い下着姿に跪く私を、その子は聖母のように慈しみ、私は赤子のように聖母の乳をねだった。真っ白なベッドの上で妖艶な微笑で私を誘う聖母ににじり寄り、聖母の滑らかな背中に抱きつき、首筋に唇を這わせた。
「嫌なら真似事でもいいの・・」
「嫌ではないさ」
「嫌ではないけれど・・上手くできるか自信がなくて」
「嬉しい・・」

膝をくの字に曲げ身体を開いた聖母は、準備してもらった私の性器に手を添え、未知への小窓へと導いた。経験したことの無い挿入感と下腹に当たる、ふっくらしたお尻の感触に翻弄され、身を失う自分を恥じた。すぐに迎えてしまった絶頂を震える身体で詫び、股間に廻した両手を合わせ聖母に懺悔した。濡れそぼる萎えた聖母の性器は、私の不甲斐なさを許すように手の中で身を起こした。そして、私の両腕を握り締めた聖母は長い呻き声を上げ、私の性器を身体の奥へと吸い込み、全身をがくがくと瘧がついたように震わせ、悦びを吐き出してくれた。聖母のきつい締め付けに、私は二度目の絶頂に声を上げ、解けることのない身体の繋がりに、私は聖母への愛を呟いた。













スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://nighttale.blog97.fc2.com/tb.php/42-8f7dac2f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad