夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

“you'll never walk alone” 君は一人じゃない


毎日、毎日、暑い日が続いておりますが、親愛なる読者の皆様は、この夏休み、楽しくお過ごしになられていることと、思っております。
まずは、お礼を。前の日記で、沢山の方の応援の拍手を戴き、ありがとうございます。
拍手の強要なんて、恥ずかしく、みっともないことで、反省しておりますが、皆様のお力に癒され、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。今回は、エロのボルテージが上がらず、つまらない音楽のお話でお許しください。


先日、偶然テレビで見た、メガネ屋さんのコマーシャルで流れた、歌劇「ワリー」のアリア「さようなら、故郷の家よ」。私のお気に入りのアリアで、「まあ、なんて、選曲センスがいいんだろう」(笑)なんて、思わず頬が弛みました。
私は、昔のフランス映画「ディーバ」で、この歌を知ったのですが、勿論、歌詞も分りませんでしたが、心打たれ、すぐに映画のサントラを買い、毎晩のように聴いておりました。ディーバ=歌劇の歌姫。今でこそ、ジャンルを問わず、歌の上手い女性歌手のことを呼ぶ、代名詞となりましたが、あの頃は、まだ、一般に使われることは、少なかったように思います。今回、本来なら、話の流れからにして、アリア「さようなら、故郷の家よ」のことを書くのが本筋でしょうが、今の体調不完全な私には、ちょっとヘビィーで気が重く、それではと、私にとっての、ダイナマイト・ディーバ! パティ・ラベル姉さんの熱唱を聴いて、「元気、もらうゾ」ってことで、お付き合いをよろしく(笑)

パティ姉さん、70年代ディスコブームが到来した頃、三人娘コーラスグループ「ラベル」に在籍、「レディー・マーマーレイド」なる娼婦の歌がヒットしておりました。今回、ご覧頂く映像は、それから十数年、ご存知、ブラック・パフォーマンスの殿堂、「アポロシアター」50周年記念テレビ番組に出演した時のもので、当時レーザーディスク(古!)で発売されておりました。あの頃のパティ姉さんのトレードマークになっていた、鶏冠ヘアーもさることながら、圧倒的な声量、ソウルフルな、こぶし回し、さらには、今は亡き、ビリー・プレストンがハモンドを弾き、パティ姉さんがビリーに向って“you'll never walk alone”.と指さすところは、感涙にむせぶのみ。(笑)
もう一本は、たぶん90年代だと思いますが、ブロードウェイ・ミュージカル、「サウンド・オブ・ミュージック」・「南太平洋」そして、この“you'll never walk alone”のソングライター、オスカー・ハーマースタインのトリビュートコンサートで静に熱唱するパティ姉さん。豪華、問答無用の2本立て!
奇しくも、同じようなステージ構成に驚くことしかりでございます。

さあ、さあ!御用と、お急ぎでないお方は、どうぞ、爆発する歌姫! パティ嬢の素晴らしいパフォーマンスを、篤とご覧下され! 元気でるよ(笑)


“you'll never walk alone”. 

嵐の中を歩くときは      
前を向いて行け
暗闇を怖れないで 
嵐の向こうには
光り輝く空に
美しく澄んだひばりの歌声が待っている

風の中を歩け
雨の中を歩け
たとえ、夢が破れようとも

歩け、歩き続けろ
希望を胸に
そう、君は一人じゃない
一人じゃない
      怪訳:アル









ユーチューブのコメント、It should move you to simultaneous tears and joy (unless you're a robot).だってさ(笑)


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レイちゃん

紺地に白のドッド柄の可憐なワンピースの上から、少し張った乳房を撫でていた手で、膝丈のスカートの裾をまくり上げ、滑らかな太腿に手を滑らせた。
レイちゃんは僕の唇から逃れ、僕の肩にしがみついた。レイちゃんの汗ばんだ肌から体温が手の平に伝わり、レイちゃんの存在がよりリアルになる。
内股を、指を立ててなぞると、薄く開いた唇から甘い声を漏らし、レイちゃんの縋り付く細い腕に力が増した。
小さなラインストーンのピアスが光る耳元で訊ね、頷くのを確かめてから、ふらつくレイちゃんの腰を抱いて立ち上がり、浴室に連れ込んだ。窓も無い狭く薄暗い、まるで独房のような浴室。腰を屈め、シャワーの栓を握る僕に、レイちゃんが震える声で言った。

「レイのこと、好き?」
僕は顔を上げて、レイちゃんの潤んだ瞳を見詰め、頷き、栓を捻った。滝のような水流が降り注ぎ、ずぶ濡れになった僕達は抱き合い、異常な興奮に唇を貪り合う。
レイちゃんの首筋に垂れる水滴を唇で吸い、レイちゃんの上げる艶めかしい喘ぎ声が、僕の興奮を煽る。
レイちゃんは濡れたシャツから透けた僕の乳首が好きだった。シャツの上から指を這わせ、尖り始めた乳首に唇を重ねる。
遣る瀬無い刺激が脊髄を抜け、股間まで伝わり、声を詰らせる僕に、レイちゃんは満足したように唇を離した。
僕は身体に張り付いたワンピースの上からレイちゃんの、小ぶりなヒップを握り、レイちゃんの股間に発情を擦り合わせ、待ちきれない欲情を訴えた。
「もう・・」と口を尖らせ、屈んだレイちゃんは、頭からシャワーに打たれながら、両脚に張り付いた僕のコットンパンツを引き下ろし、レイちゃんのお気に入りの、男性器だけを包み隠す、真っ白い小さな下着に、嬉しそうに微笑で、僕を見上げた。
ローズピンクにネイルした、レイちゃんの細く長い指が、透けた性器の輪郭を撫で上げ、僕はレイちゃんの淫靡な指の動きに呻いた。


僕の勤める美容室にカットに来た大学生のレイちゃん。先輩たちは指名のお客様とビジターの女性客を担当し、男性客は新米の僕が担当することになっていて、僕がレイちゃんを担当することになった。
レイちゃんは顔を赤らめ、恥ずかしそうに雑誌の切抜きを僕に見せ、蚊の泣くような小さな声で、ヘアーモデルのようなカットを望んだ。柔らかな髪、透きとおるような色白の素肌、二重の大きな瞳に薄い唇。望み通りに仕上げた、ふんわりとさせたシャギーカットが、店の誰もが驚くほど似あっていた。
嬉しそうに鏡を見詰める、少女のような容姿のレイちゃんに、僕は見惚れ、美容師にあるまじき想いを抱いてしまった。髪型が気に入ってくれたのだろう、しばらくして来店したレイちゃんは、僕を指名してくれたが、それを最後に、店に来ることは無かった。


季節が変わり、卒業と入学式の殺人的な慌しさが一段落した頃、運命の導きか、それとも僕の想いが引き寄せたのか、街で偶然にレイちゃんに出くわした。
伸びた髪を自分でカットしたような不揃いの髪型を僕に見られ、ばつが悪そうに頭を掻き、疲れた表情を浮かべるレイちゃん。
誘ったスタバで、バイトをやめさせられたことを知った僕は、躊躇するレイちゃんを強引に部屋に引っ張り込み、髪をカットし直した。

鏡の中で含羞む、可愛いレイちゃんに、恋心を募らせる僕の想いが伝わったのだろうか、レイちゃんは僕の休みに合わせるように、部屋に遊びに来るようになり、僕が営業用に塗る透明のマニキュアを真似、僕と同じ色にヘアダイした髪を喜び、お揃いのピアスを付けては燥ぐ、レイちゃんが愛おしかった。

そして、初めて僕の部屋に泊まり、思いもよらぬ、深夜のレイちゃんの告白に、僕も同じ色を持っていたことを白状すると、二人の距離は一瞬で縮まり、明りを落とした部屋で、大きな瞳を妖しく潤ませ、科を作る、女の子の下着姿のレイちゃんに僕は激しく欲情した。
狭いベッドの上でレイちゃんに覆い被さり、ぎこちないキスを交わし、僕は恐る恐る股間に伸ばした指を、発情し体液で濡れたレイちゃんの性器に絡ませ、愛撫し、射精を導き、僕もレイちゃんの柔らかな悩ましい愛撫で、すぐに射精した。
それから僕達は、二人でお気に入りの洋服と下着を揃え、手入れした身体を褒め合い、お互いの性癖を刺激し合った。

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