夜のお伽噺

アルのオリジナル小説置き場です

アルの徒然噺

経費削減のせいか、それとも業務の効率化でお客を待たせることが無くなったのか
どこの銀行も窓口の待合に雑誌を置かなくなりましたねぇ。
しかしながら、私の利用する信用金庫は、新聞は勿論のこと、週刊誌、
さらには「Pen」なる趣味性の高い雑誌まで揃っていて、待ち時間も苦になりません。
今日も待ち時間に手にした週刊誌に面白い記事を見つけました。
週間朝日最新号、女性用アダルトグッズショップの代表が書いた短いエッセイ。

“エロでも中国に負けちゃったか、日本・・・”

ヨーロッパから届いたバイブの説明書に日本語がなくなり、中国語になっていたというもの。
メーカー曰く、「日本人はバイブ買わない、これからは中国」
日本で売れるのは男のオナニーグッズで、女性一人で、またはカップルで使う(?)
バイブ市場はどの国よりも小さいとのこと。
さらに中国ではアダルトグッズは健康器具と形を変え、「性文化節」というアダルトグッズの
展示会が政府公認で行われ、「祝全国性文化節!」の華やかな看板を掲げた展示会には
長蛇の列ができるほどの大盛況だそうです。

人口が日本の約10倍の中国では、単純計算すれば需要は日本の10倍なのは分かりますが、
性へのオープンな姿勢と健康を保つためには(ストレス、モヤモヤを溜め込んでは
健康に良くはありませんね)このようなモノも必要だと国が認めていることに、驚かされました。



今ではアダルトグッズとお洒落な名前に改名しましたが、以前は大人のおもちゃと
呼ばれていた頃のお話です。
当時借りていた月極駐車場に見慣れぬ物体が落ちておりました。
はて、何だろうと近づいてみると、体を大きく膨らませ、真っ赤な口を空けた
フグのぬいぐるみが転がっておりました。
つま先で突っくと、尾びれから引きちぎれた細いコードが伸び、膨らんだおなかをそっと踏んでみると、
内臓に硬い感触。

これは、ひょっとして・・

そうです! 

“しびれフグ”と呼ばれる男性用の大人のおもちゃだったのです。
すぐに正体が分かった私も私ですが(笑)早朝とはいえ、このような場所に捨てていった輩も輩。

使い込んだ形跡が無いことから、この持ち主買ってはみたものの、フグの毒に痺れるどころか、
使い物にならなかったのは明らかで、悔し紛れに市中引き回しの上、
駐車場に投げ捨てていったことは明らかでした。

まあ、この可愛いフグに股間を噛み付かれている絵を想像してみましたが、
持ち主のお立場、ご同情に耐えませんでした(笑)


長く愛玩されることなく、見せしめのように捨てられた哀れな“しびれフグちゃん”。
誰も見ていないことを確認した私は、駐車場の金網にフグの尾をねじ込み、
元気に泳いでいるように見せかけ、成仏を祈り車に乗り込みました。


こんなクダラナイお話ですが、皆様のご要望があれば、また書きたいと思います。

なくても・・・^^



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来年も・・・

男の胸のボタンを外し、はだけた厚い胸に抱きついた。
絡めた脚に男の股間が当たり、僕はズボンのウエストから手を差し入れ、
ブリーフの膨らみに置いた。濡れていた。

僕は我慢できなくなって、男の許しも得ずに、ブリーフの中に手をもぐらせた。
男の性器は熱く大きく、僕の手の平には納まらなかった。僕はそっと指を絡め、
躊躇しながら、ゆっくりと上下させると、脈打つ性器から垂れる蜜の重さに、うっとりしてしまった。

「今夜だけでいいから・・」
「僕のこと好きになってくれますか?」
「今夜だけでいいのかな?」
「・・・」
「本当は・・」
「来年も・・」

僕の願いに小さく頷いた男は、僕の上気した頬を優しく撫で、唇を塞いだ。





毎回、拙いお話にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
パソコン音痴の私が、無謀にもブログを立ち上げたのが今年の4月。
それから、多くの読者の皆様に支えていただき、今年最後のお話をアップすることが
できました。感謝いたします。
来年は、まともなお話が書ければと、思っております。
どうぞ来年もご笑読のほど、よろしくお願いいたします。

アル

林アサコ 「海鞘」ホヤ


寒さ厳しい毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この連休、友人との長電話で教えてもらった、林アサコ氏のアート。
読者の皆様は、とっくにご存知なんだろうと思いますが、アートにも全くの門外漢の私は
失礼ながら、お名前すら知りませんでした。

今回、はじめてネットで氏の作品を拝見して、私の錆びついた官能を刺激する素晴らしさに
感激して、ブログでご紹介させて頂こうと思います。


WebマガジンVOBOに昨年末より、連載を開始された
【林アサコのいきいきサイエンス 水辺の生き物その1】「海鞘」ホヤより。


※著作権の関係があると思いますので、ご興味のある方は下のリンクよりご覧下さい。


【林アサコのいきいきサイエンス 水辺の生き物その1】

「ソウル・トレイン」の思い出

ドン・コーネリアスという名前にピンとくる方は、少ないと思いますが、「ソウル・トレイン」というアメリカのテレビ番組を知っている方は多いと思いますし、そのテーマ曲を聞けば、「ああ、アレね」ってどなたもご存知だと思います。
そのアレの創設者で、番組で司会を務めたドン・コーネリアスの死亡記事を目にしました。75歳。ジジイと言えばジジイですが、老け込むにはまだ早く、人生の最終章で自ら命を絶つとは、大きな問題を抱えていたのでしょう。

ディスコブームの芽が吹き出し、スリー・ディグリーズという三人娘の曲が、ラジオのヒットチャートを賑やかしていた頃、日本で「ソウル・トレイン」の放映が始まったと思います。TBSテレビ、土曜日の午後11時30分からの30分番組で、私の記憶違いかも知れませんが、ロックコンサートの映像番組(番組名は思い出せません)と1週おきの放映だったと記憶しています。ディスコのダンスフロアーのようなスタジオで、本場のイカシたダンスとゲストのソウルシンガーの歌。ほとんどの歌手が口パクでしたが、まだ、ミュージックビデオなど無い時代でしたから、ミュージシャンの動く姿見たさに、テレビにかじりついておりました。

しかし、私のお目当ては番組だけではなくて、番組のコマーシャルもそうでした。スポンサーはJUNとROPEというブランドのお洋服屋さんで、その素晴らしいコマーシャルは、今でも鮮明に覚えております。アイビーファッションの雄、VANの二番煎じのように登場したJUN。アイビーファッションが廃れだし、ヒッピーファッションに変わり、そして、ヒッピーファッションが、ディスコブームの到来と同時に、ソウルファッションが流行り、スタイルがコッパンからジーンズ、ベルボトムがパンタロンスラックスに変わっていきました。アイビーに固執し凋落したVANを尻目に、変わり身早く、流行に乗ったJUN。女性服ブランドROPEを立ち上げ、オシャレさん御用達の洋服屋さんになっておりました。出来たばかりの新宿の地下街「サブナード」にショップがあり、私には値段が高くて、おいそれとは手が出せませんでしたが、よくひやかしに立ち寄りました。

今回、ブログ記事を書くにあたり、ダメもとでコマーシャルの映像を探してみましたが、なんと、まあ、驚いたことにYouTubeにアップされておりました。まだ、家庭用VTRは普及していない時代、どのような経緯にしろ、40年ちかく前の映像を見ることが出来た嬉しさに感激しております。


ファッション写真家、リチャード・アヴェドンによる“J&R”のコマーシャル映像

          







ご愛読に感謝

同じ部活の薫と仲良くなって、はじめての外泊。

玉砂利を踏む初詣の人波に押され、並んだ身体がぶつかり、

薫の手をそっと握った。

薫は一瞬驚いた顔をしたけど、僕の手を握り返し微笑んだ。

はじめて知った薫の温もり、薫への想いがまたひとつ膨らんだ。


小さく打った柏手に込めた小さな願い。

「薫は何をお願いしたの?」

「コウちゃんと同じことかもしれない」

僕の笑顔に含羞む薫は、満面の笑みを向けた。

「薫、温かいものでも飲もう」

「うん」

両手をポケットに突っ込んだ僕の腕に

薫は嬉しそうに腕を組んだ。




一年間のお付き合い、誠にありがとうございます。
ちっとも上手くならない文章、相も変らぬ話の展開、改めて知った文才の無さに、スランプに陥ることしばしば。よそ様の秀逸な小説ブログを拝読し、無謀にもブログを始めたことを今更ながら後悔しております。
それでも、こんな拙いブログにご訪問いただき、さらには沢山の拍手、身に余るコメントまでいただき、萎える創作意欲をどうにか奮い立たせております。親愛なる読者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

「チコ」も「ルル」も最期は投げ出したような結末で、反省しております。チコ、ルルは私には思い入れのあるキャラクターで、正直、可愛くてしょうがない(笑)愛すべき存在なのですが、それ故に、思いつく話の展開が納得出来なくて、二人の出番が全くありません。しばらくぶりに書いた「チコ7」は、一話完結の「チコ」のエピソードなのですが、敢えて「7」として、本題に続くための序章のような体裁をとり、自分を追い詰めております(笑)しかし、まあ、続きが何時になるのか・・

例年になく厳しい寒さが続いております。読者の皆様には体調を崩すことなく、素敵な年末年始をお過ごしください。


いとしのブレンダ


白い冬の朝の冷たい空気が肌を差し、今年も残すこと一ヶ月。あまりにも早い時の流れに歳を感じております。
親愛なる読者の皆様おかわりございませんでしょうか。
まずはお礼を。貴重なコメント、拍手誠にありがとうございます。古いお話にも拍手をいただき感謝しております。「男」のコメントにも記しましたが、マンネリ化を打破すべく悪戦苦闘しております。すこし違った雰囲気と書き上げた「男」、あまりにも短い拙文でお恥ずかしい限りで反省しております。



そんなこんなで、創作意欲が湧かなくて、今回はしばらくぶりのアルの徒然話でお許しください。海外ドラマ「クローザー」にはまり毎晩夜更かしに耽っております。偶然テレビで見たのがきっかけで、今ではレンタルビデオ屋へ足蹴に通っております。読者の皆様は、とっくにご存知だと思いますが、アメリカの刑事ドラマで舞台はロス市警、刑事ドラマの定番で犯人探しのお話ですが、ストーリー、登場人物のキャラクターが秀逸で、幾つかの賞を受賞したことが頷けます。

主人公ブレンダの明解な推理と容疑者を追い詰める計算された尋問はもちろんですが、仕事中毒ともいえるブレンダの仕事と私生活の極端な落差、それに振り回されるパートナー(のちにめでたく夫になりましたが)との夫婦の立場が逆転したようなほほえましい関係や、お世辞にもお洒落とは言えないメイキャプとファッションセンスに顔をしかめ、南部訛りの口の悪さに辟易しながらも、ブレンダの並外れた頭脳と深い情に信頼を寄せていく個性豊かな部下たちも、ドラマの大きな魅力です。もう一つ、ブレンダの南部女の強さ(なんたってミドルネームにリー将軍の「リー」をつけているぐらいだからね)と乙女心を持った中年女性の可愛らしさも付け加えておきましょう。
派手なドンパチはありませんが、現実的で犯罪者の深層心理に迫るストーリーに毎回引き込まれています。
私の大好きな英国推理小説作家コリン・デクスターの小説に登場するモース警部にも似た雰囲気がブレンダにもあるような気がします。


どうせなら英語の勉強(笑)にとも、初めのうちは字幕付オリジナル音声でDVDを観ましたが、声と人物のイメージが一致しません。(私が英語耳ではないからでしょうね)
と言うよりも、日本語の声優の吹き替えが見事だと感じるのは私だけでしょうか・・・
そんなこんなで、ただいま私、第6シーズンに突入しましたが、なんとすべて貸し出し中!
今夜はTUTAYAに出掛けてまいります。

おっと忘れておりました。ドラマのエンディング曲、トーンを押さえた音色のギター曲で大変気に入っています。いろいろググッてみましたが詳細がわかりません。どなたか読者の皆様ご存知でしょうか?

最後にブレンダの決まり文句で「ヨロシク」



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アクセス御礼

準特急が滑りこんでくると、混雑したホームには殺気のようなものが溢れる。
止まりもしないうちから誰もがドアへと詰め寄り、開くと同時に我先にと乗り込み席を探す。私はそんな光景を横目に、向かいに止まっている各駅停車に乗り込む。
わざわざ各駅停車に揺られて帰る小一時間が、私には至福の時間だ。
すいている座席に腰を下ろし、文庫本をひろげたり、目を閉じ妄想の世界に身を浸している。


自分なりのSM話を書いてみたいという欲求がずっとある。
いろいろな参考資料を眺めたが、門外漢の私には知れば知るほどその世界は深い。
セックスの一つのバリエーションと言われれば、それは理解できる。それでも加虐者の行為を被虐者が一方的に受け入れるだけでなく、被虐者がおのずからそうするかのように加虐者を仕向けることが、二人の主従関係を濃密なものにしていくような気がする。
筆力のない私には大変むずかしいが、そんなお話が書けたら……

おかげさまで、拙いブログですが、皆様のおかげで10万アクセス(10万人ではありません笑) していただき身に余る光栄でございます。また古いお話にもたくさんの拍手をいただき感謝しております。ありがとうございます。
「薔薇の応援団長」「夏休みの宿題」「オフ会」の三話は、以前とは少し違った視点で女装をテーマに書いてみました。
「オフ会」の筆の進みが一番早かった気がします(笑)ご意見ご批判は多々あると思いますが、続きを模索しております。(ダメかな?)

貧乏暇なしで、なかなか創作の時間が持てず、読者の皆様には何時も以上にご迷惑をおかけしております。懲りずにこれからもよろしくお願いいたします。




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